『ララランド』を見た。

 

今回は『ララランド』を見てきた。

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キラキラした作品、意見が分かれる評価、音楽映画などの観点から早く見たくてたまらなかった。

好きだったところ。

・もうとにかくキラキラしていた!!!!

一言でこの作品を言い表すとこうなるかもしれない。きらきらした音楽、ミュージカル、展望台、登場人物の着ている衣装、カメラワーク、主人公二人のなかなか叶わない夢までもがきらきらしていた。洋画は全く見ないし、ミュージカル映画もはじめてだったが、やはり映画館の音響で聞く大音量の音楽はいい。あと曲が終わった後に拍手する間があるのはズルい。したくなる。

衣装に関していえば、カラフルな衣装が外国的だったし黄色や青の原色のワンピースを着たくなった。

カメラワークがすごく好きだった。こちらが酔うんじゃないかと思うほどの大胆なワンカメショー。これによって臨場感が足されて物語や音楽にさらにスピードがあったと思う。

・二人の恋模様

ミアとセブの恋模様、特に二人がくっつくまでの件は下手な胸キュン映画よりきゅんときてしまった。私が特に好きだった曲も二人で歌っていた『Lovely night』なのだが、このときから続く、二人のくっつきそうでくっつかない感じがとても好きだった。映画館での手をつなぐかつながないかの駆け引きだとか、キスをしようとすると必ず邪魔が入ることとか。当人間でもだいぶ焦れていると思うが、観客もかなり焦らされる。この焦らしの効果で二人がくっつく展望台のシーンの幸福感が高まっているんだろう。

 

・予告

最近の日本の映画は予告でストーリーがほぼわかってしまったり、ラスト○○分での大どんでん返しなどわかりやすいものがよくある。(ちなみに『君の名は。』は違った)

これだとわざわざ映画館でお金を払って見る意味がよくわからない。

しかし、今回の映画の予告は違った。ストーリーのキラキラ感、音楽的要素の魅力は伝わってくるがストーリーが物語のあらすじ程度しか伝わってこないのだ。これが興味をひかれる。またミアとセブの出会いのシーンが予告によってミスリードされているのも個人的にはびっくりした。

自分的にはちょうどよい予告だったと思う。

 

◎まとめ

とっても心躍る良質なエンタメ作品だったと思う。邦画ではこういう作品はないだろうし、賛否が分かれるラストも物語の主軸は二人の恋ではなくて二人の夢が叶うかなのでハッピーエンドといえると思う。今年見た映画の中でぶっちぎりでナンバーワンである。