『3月のライオン(前編)』を見た
『3月のライオン(前編)』を見た。
もともとは興味がなかったのだが、キャストが豪華だったこと、原作を読んでみたらとても面白かったので見てきた。
感想。
・キャスト陣の演技
神木隆之介くんの演技は安定してよかった。彼が演じている桐山零がある出来事でどうにもならない感情を抱え「将棋しかねえんだよおおおおおお」と泣き叫ぶシーンが鳥肌が立つくらいすごかった。一言では言えない、怒り、悲しみ、孤独、さまざまな感情が入り乱れた叫び声。さすが神木隆之介!!!!と思った。
また彼の義理の姉の役を演じた有村架純ちゃんの演技も新境地だった。いつもはひたむきでかわいいけれど芯を持った女の子の役が多いと思うが、今回の役は義理の弟を惑わせる悪魔の役。気性が激しく怒鳴ったり、悪意を持った助言をしたり。性格が悪そうな有村架純最高。特に初登場してきたときの「足が冷えちゃった」ってセリフがなぜか胸に刺さった。
他にも少ししか出演しない役にも名の知れた俳優を使っていてびっくりした。MOSTOFびっくり大賞はスミス役の中村倫也くん。予告の映像にも出てきてなかったしあんな髪形なのでびっくりしました。
・緊張する
将棋の対局を画面越しで見ているだけなのになんであんなに息を詰めて緊張して見てしまうのだろうね?この緊張感が長いなって思う原因だったのじゃないだろうか。そして、せっかく将棋の映画を撮っているのだから、もっと碁盤のカットをじっくり見せてくれればいいのにと思った。今何が起きているのかもっと詳しく知りたかった。でも、この映画を見て将棋に興味を持ったっていう人もきっといると思う。ちなみに私も将棋久しぶりにやりたいと思ってさっきアプリでやってました。
◎まとめ
キャスト陣の豪華さ、演技込みで面白かったが、原作の良さが生かし切れてはいないなと思った。また後編に向けてもっと盛り上がりがほしかった。